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【書評】「なぜこの人はわかってくれないのか―対立を超える会話の技術」ジェイソン・ジェイ、ガブリエル・グラント (著)

こんばんは、スズキです。
今日は「なぜこの人はわかってくれないのか―対立を超える会話の技術」ジェイソン・ジェイ、ガブリエル・グラント (著)を紹介します。

なぜこの人はわかってくれないのか―対立を超える会話の技術

概要

 相手の立場に立って話しているつもりなのに一向にわかってもらえない。正しくありたい。善いことをしていると感じたい。自分でも無自覚に抱いているその深層心理が人を落とし穴に陥らせます。ビジネスやプライベートでやってしまいがちな自分の発言を振り返り、捉えなおすことで行動変容につなげるエクササイズが豊富に掲載された一冊です。

著者

Amazonより引用】

・ジェイソン・ジェイ Jason Jay MITスローン経営大学院の上級講師。同大学院のサステナビリティ・イニシアティブのディレクター。毎年何百人ものリーダーに向けて、サステナブルなビジネスのための戦略とイノベーションに関する講座をしてきた。心理学学士、教育学修士(ハーバード大学)、組織研究学博士(MIT)。過去にはIT関連の起業、幼稚園で教えていた経験も。ボストン在住。

・ガブリエル・グラント Gabriel Grant Human Partners社CEOとして様々な企業の組織開発に携わってきた。バイロン教育基金共同創設者でもある。これまで150を超える主要企業の1000人を超えるリーダーや世界的な変革者に研修を提供してきた。物理学学士、生態システム工学修士(パデュー大学)、リーダーシップとサステナビリティ修士(イェール大学)。シアトル在住。

私の学び

 4章のエクササイズ15「自分の真の望みを思い描く」、自分の内発的な動機だと思っていたことが外発的な動機の借用になっていないか?という問いかけには思わずハッとさせられました。例えば「ごみを正しく分別すること」を他人に指示するとき、その指示をする自分の内発的動機はなんなのか?エクササイズのサンプル回答にあった「地球環境を守るパートナーとして一緒に生きていきたいから」という昇華、このような考え方ができるときっと対立を超えられるのだと思います。