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【書評】「Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ」アーリック・ボーザー(著)

こんばんは、スズキです。
今日は「Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ」アーリック・ボーザー(著)を紹介します。

Learn Better ― 頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ

概要

深い学びを得るにはいったい何が必要でしょうか。効果的に学ぶためには、学びのプロセスこそが重要です。子どものころに学習困難を抱えていた著者が、多くの研究や調査、専門家への取材を通してまとめあげた本質的な学びの6ステップを理解できる一冊です。

著者

Amazonより引用】

アーリック・ボーザー Ulrich Boser。米国先端政策研究所(Center for American Progress)シニアフェロー。学びについての研究と発信を行っており、ニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、ウォール・ストリート・ジャーナル紙など、多数のメディアに記事が掲載されている。ビル&メリンダ・ゲイツ財団のアドバイザーも務める。

私の学び

・章のタイトルにもなっている下記の6ステップを自覚しながら学びの歩を進めることが、様々な知識、スキルの習得効果を最大化する、と著者は語ります。価値や目標を決めず学習のオーナーとなることなく言われたままにノートに板書する者、結果だけを求めて試験前に再考だけを繰り返す者など、スキル偏重や先を急ぎすぎる今の学習の在り方からすると、たしかに学びのプロセスが抜け落ちていることへの警鐘を鳴らす一冊であるなと感じました。

【本書より引用】

・第一章 価値を見いだす:学びたいと思わなければ学ぶことはできない
・第二章 目標を決める:集中するためには目的と目標を設定しなければならない
・第三章 能力を伸ばす:練習しスキルを磨きパフォーマンスを向上するためには適切なフィードバック(手段)を講じる必要がある
・第四章 発展させる:基本から踏み出して応用し肉付けが必要である
・第五章 関係づける:事実や手順がほかの事実や手順とどうかかわりあうかを知る必要がある
・第六章 再考する:学びには間違いがつきものであり、自らを振り返った結果から学ぶ必要がある