スズキ図書館

最近読んだ本の内容を紹介する書評ブログです。ビジネス書が中心です。これから皆様が読む本を選ぶ際の参考になれば幸いです。

【書評】「7つの習慣 人格主義の回復」スティーブン・R.コヴィー (著)

こんばんは、スズキです。
今日は「7つの習慣 人格主義の回復」スティーブン・R.コヴィー (著)を紹介します。

概要

 習慣とは知識(What)、スキル(How)、意欲(Why)の組み合わせである。習慣は引力のように私たちの言動を左右し、時には自分が目指す場所へ向かうのを妨げる。しかし習慣の引力を効果的に使うことができれば、より高い目的を目指しバランスと秩序のある人生を送ることができるはずである。

 本書では個人として、また人間関係や組織において、成果と能力をバランスよく獲得していくために必要な原則を、7つの習慣として紹介しています。自分自身の成長や変化に対する強いモチベーション、あるいは悩みを抱えている方にお勧めできる一冊です。

著者

Amazonより引用】
・スティーブン・R.コヴィー。自分の運命を自分で切り開くための奥深いアドバイスをわかりやすく教えることに生涯をささげ、タイム誌が選ぶ世界で最も影響力のあるアメリカ人 25人のひとりに選ばれている。 国際的に高く評価されるリーターシップ論の権威、家族問題のエキスパート、教育者、組織コンサルタントとして活躍した。 著書『7つの習慣』は全世界で販売部数 3,000 万部を記録し(40カ国語に翻訳)、20 世紀に最も影響を与えたビジネス書の 1位に輝いている。ほかにも、『原則中心のリーダーシップ』、『7つの習慣 最優先事項』、『第 8 の習 慣』、『子どもたちに「7つの習慣」を』などベストセラー多数。 147 の国にサービスを提供する世界屈指のプロフェッショナルサービス企業フランクリン・コヴィー社の共同創設者。 ユタ州立大学商経学部終身教授、リーダーシップ学において同大学の名誉職ジョン・M・ハンツマン・プレジデンシャル・チェアに就く。 妻、家族とともに米国ユタ州で暮らした。2012年7月、79年の生涯を閉じた。

私の学び

7つの習慣で紹介されるTipsの一つ一つについて、このようにあれたらという気持ちになりました。自らが行動する際に、あるいは誰かに対して働きかけをする際に「これは信頼の預け入れか?払い出しなのか?」「いまの自分、反応的な言動をとっていないか?」「この選択はWinWinなのか?それともNoDealとすべきか?」「最優先事項は優先できているか?」「終わりを思い描くことから始めたか?」といった問いかけを自らに課すことで、本書で紹介された習慣を浸透させていくことが大切だと感じます。

【本書より引用】


7つの習慣

 第一の習慣:主体的である
 第二の習慣:終わりを思い描くことから始める
 第三の習慣:最優先事項を優先する
 第四の習慣:WIN-WINを考える
 第五の習慣:まず理解に徹し、そして理解される
 第六の習慣:シナジーを創り出す
 第七の習慣:刃を研ぐ

 

・成果とその成果を生み出す能力のバランスを維持するためには、黄金の卵と、その卵を産むガチョウの健康のバランスを見極める高い判断力が要る。それは長期と短期のバランスをとることであり、部屋をきれいにしてほしいと思うことと、言われなくても進んで掃除ができるじしゅせいのある子どもに育つように親子関係のバランスをとることなのである。

 

・「~でさえあったらなぁ」「できない」「しなければならない」という反応的な言葉をどのくらい使っているか?(=主体的な態度ではない)

 

・マネージャの役割は、斧の刃を研ぎ、方針や手順を決め、筋肉強化トレーニングを開発し、新しいテクノロジーを導入し作業スケジュールと給与体系を作ることである。リーダーの役割、ジャングルで一番高い木に登って全体を見渡して「このジャングルは違うぞ」と叫ぶことである。

 

・人と人との関係で生まれる信頼を貯めておくことを銀行口座にたとえて信頼口座と呼ぶことにしよう。それは、人間関係における安心感である。

 

WIN-WIN or No Deal。双方にメリットのある解決策が見当たらなければ、お互いに意見の違いを認めて「合意しないことに合意する」ことである。

 

・聞く姿勢には次のレベルがある。
 ①相手を無視して全く聞かない
 ②聞くふりをすること
 ③選択的に聞くこと(部分部分だけ)
 ④注意して聞くこと
 ⑤共感して傾聴すること(相手の立場に立って聞くこと)

 

・傾聴には次の段階がある。
 ①相手の言葉をそのまま繰り返す
 ②相手の言葉を自分の言葉に置き換える
 ③相手の気持ちを自分で言葉にする
 ④②と③を両方実行する